校長室から

潮騒の歌が聞こえてきます。

「ここは玄界灘の広い海の中でした。 子どもたちの住まいもやはり海の中でした。 海から生まれたこの街。 海から生まれた愛宕浜小学校です。 始まったばかりの鼓動, その息吹には無限の夢が詰まっています。 無限の力にあふれています。」

「開校記念誌」より

第8代校長森宏介(写真)

愛宕浜小学校は,平成8年4月,福岡市で147番目の小学校として誕生しました。開校22年目を迎える本年にいたっても,開校当時の教育理念は脈々と受け継がれています。

本校の教育目標は,世界に視野を広げ,「多文化社会を生き抜く児童の育成」。私たちは,国際社会の中で共生しながら生きていく未来の姿を思い描きながら,その基礎となる力の育成をめざして,日々の教育活動を展開しています。

本校の特長は,日常の教育活動を基盤にした外国語活動の展開とニュージーランドとの姉妹校交流,さらには,総合的な学習の時間における「国際教育」を通した多文化共生の態度形成に象徴されるように,様々な違いを違いとして受け止め,互いに認め合い,尊敬し合うことのできる児童を育てていこうとしているところにあります。そのためには,自分の考えや意見をしっかりともち,堂々と発信しながらも,人の考えには真摯に耳を傾け,認め,相互理解を図っていく能力や態度を育てていくことが大切です。

平成29年度は,①あいさつが響き合う学校の実現,②共に支え合う子どもを育成,③授業を通して子どもの支えになることができる教師への成長の3点を学校運営の柱として位置づけ,「えがおあふれる楽しい学校」をめざします。

本年も,どうぞよろしくお願い致します。

福岡市立愛宕浜小学校 第8代校長 森 宏介