小呂島このごろ・冬編
教員住宅(東海岸)から見た初日の出
澄み渡った冬空、三郡山から昇った朝日が
島の一年のスタートを告げる。島の人々は
初日に向かって、この一年間の家内安全・
航海安全そして大漁を祈願する。
玄界灘1丁目 小呂島から玄界島・糸島半島
・博多方面を臨む。
空気の澄み切った日にはドームも見えます。

福岡沖大地震(H17,3,20)の震源地は
正面に見える玄界島と小呂島のほぼ中間
地点、震源の深さは10kmとのことでした。
冬の小呂島漁港
地震でこわれたエプロンも修理がなり、
元通りになりました。島にも活気が戻って
きました。
冬の小呂島漁港
個人漁でにぎわいます。
兄弟船、親子船で、
夕方4時頃漁場に向かいます
1月から4月は個人漁の最盛期
毎夕、沖に網立てに行って、午前1時に起床、
前日夕方に立てた網をとってきます。
未明に個人漁の船が帰ってきます。
これから家族総出で、網にかかった
魚をはずします。
(土・日曜日は、子ども達ももちろん手伝います。)
子ども達の休日は体験学習そのものです。
ミズガレイ: 唐揚げ、煮付けにおいしい。

カワハギ(島ではコウムキ): 刺身、フライ、
     煮付けにする。あまり島では食べない
     とか。
 
ヒラメ: やっぱり刺身でしょう。骨は煮付けにも
     する。
ツキヒガイ:バター焼きがおいしい。

アマダイ:刺身、吸い物に入れる高級魚

アジ:なんと言っても健康食

ホウボウ・カナガシラ(島ではブーブー):やや
     臭いが強いからか、島ではあまり
     食べない。これで、かまぼこを作っ
     たりする。また、島では縁起物として
     七・五・三の祝いの膳に飾る。カラフル
     な羽がトビウオのように長くはばたき
     (成長)を意味するからか。
ウチワエビ(島ではシラミ):刺身は美味。
網の上でそのまま焼くと香ばしさとプリン
とした口ごたえが何ともいえない。このごろは、
高い値段で売られます。
マトウダイ(島ではバト)
おなかに的(マト)のようなもようがあるから、
この名が付いたとか。

淡泊な味で、刺身、煮付けにしておいしい。
かまぼこの材料にもする。
アマダイ
刺身・吸い物にする高級魚です。島ではアワビ等
とともに雑煮に入れる。食べた時の香りの良さから
京料理には欠かせないとか。
ノコギリエイ(島ではスビタエ):煮付けにする。
小骨だから食べやすい。

ヤツシロガイ:湯がいて、酢醤油に付けて食べる。
10年前はこの貝がたくさん採れていたが、・・・。
ヤツシロガイ
        直径20cmを越す。
      (中には大きなヤドカリが入っていた。
       ヤドカリもおいしい。)
サカタザメ(島ではカイメンチョ):水氷で、あらい
       にし、酢みそや酢醤油につけて食べ
       る。刺身もおいしい。
ボラ:あらいにして酢みそに付けて食べる。
タカノハダイ(島ではキコリ):煮付けにして食べる。
ウスバハギ:刺身にするとふぐによく似た味。
       また、煮付けにしてもおいしい。
アジ:ご存じ我々庶民の魚。
コウイカ:フライにしても刺身にもしてもおいしい。
     島の方が言われるにはイカの中でも3番
     目に高級とか。(とにかく頭がどでかい、
     そして美味)
各家の作業小屋には、つい最近まで
使われていたランプがありました。
やがて、島の民俗資料館(まだありませんが)
に収まる日がくるかもしれません。
やがてすっかり夜が明け、作業も終わりに
近づいてきます。向こうに入港してきたのが、
市営渡船『ニューおろしま』
小呂島“潮風公園”もぼつぼつ完成。
島にほとんどがこのような傾斜地ですので、
狭いグラウンドが三段になった公園です。
間もなくオープンします。子ども達も楽しみ
にしています。
びわの花も今まっさかり。
寒い冬、あったかい毛に包まれ、
花はじっと春を待ちます。
マサキ(島ではパチパチ)の実がはじけ中から
真っ赤な実が顔を出します。冬の通学路に
わずかな色どりを付けてくれます。
シャリンバイ
小指大の濃い紫の実がたくさんつきます。
奄美地方では、これを染料にして、
大島つむぎを織るとか。
島の段々畑では、タマネギの苗が植えられて
いました。
初夏には大きな大きなタマネギが・・・。
昔はこのような段々畑が、島の頂上近くまで、
続いていました。
冬の小呂小中学校
シーンと静まりかえり、周りの景色も寒々として
います。渡り鳥達だけが、天敵のいない島で、
楽園を謳歌しています。
学校近くの通学路脇から眼下を見降ろす。
右の岩山がビシャゴーゼ。(垂直に約40mほど)
夕方個人漁の船は、いっせいに北へ向けて
網立てに出かけていく。(右前方約40kmに
沖の島)
空気の澄み切った日には、
海の正倉院とも言われる沖の島が
見えます。(この日も、ぼんやりと見えたの
ですが。・・・)
釜山行きのビートルが東の浜の沖を
時速80kmで、かけ抜けていきました。
(このスピードの渡船があれば、小呂島・
博多間は30分で着くのですが・・・。)
航海安全を祈って
海に向かって立つ浪切不動明王様
色鮮やかに時々塗りかえられる。
(怖い顔ではなくむしろ愛らしい)