『島の子の浜そうじ』
 長い夏休みが始まります。全国の小中学生の皆さんも、海に
山に、楽しいプランがいっぱいのことと思います。家族一緒に、
あちこちの行楽地に出かけることも多いと思います。健康で
安全な40日間を過ごし、思い出いっぱいの夏休みにしてもらい
たいものです。
 しかし、時にして、夏の自然を大いに楽しんだあとは知らぬ
顔で、行楽地をよごしてしまって「はい、さよなら。」と誠に
困った人(グループ)もあります。小呂島に限らず全国の離島の
方々も、これには辟易しておられることと思います。
購買店前に集合し、今日の
ゴミ拾いの場所割と分担を決めます。
 想像はつくと思いますが、小さな島では、ゴミの処理施設など
十分ではないのです。皆さんも知ってのとおり、今では勝手に燃
やしたりしての処理はできないきまりになっていますので、捨て
られたゴミは、島外(本土)への船便で再び輸送しなくてはなり
ません。その度に、島の青年団や女性の方々も仕事は増える
ばかりです。人口減に悩んでおられる離島であれば、人手不
足はなおさらのこと深刻です。(ついでに言っておきますが、ある
漁業経済学者が調べた所、明治以降、人口が減っていない
離島は、全国でも3つとか)
島のメインストリート
(銀座通)を巡回。
 さて、それではわが小呂島はどうでしょう。ここも御多分に
もれず、ごみ問題は、深刻です。渡船も週に2便の日が4日
となり、来島者が増えてきているのは有り難いのですが、
それと比例してゴミも増えてきております。行楽客の方々は、
自分で出したゴミを持って帰るようになっているのですが、
なかなか守ってはくれません。そこで、月2回の土曜日を使っ
て、小中学校児童生徒で、『浜そうじ』を行っております。
『浜そうじ』と言っても、中心となる仕事は右の写真をごらん
いただければ分かるように、ほとんどが空き缶やペットボトル
集めです。休みを返上して、先生方や子ども達で仕事をして
いるのです。
渡船場周辺がゴミ、空き缶
多し。
 このような活動は、小呂島だけでなく全国では何百という
島や山の行楽地の学校で行われているに違いありません。
 環境の大切さが、様々な角度から、提起され、その問題を
全国民が深く広く考える時代に来ています。皆さん方も授業
だけでなく、校区や地域の中で「クリーン地球」のキャンペーン
を耳にされていることでしょう。身近なところから、ひとりひとりが
できることをまず行って”21世紀の美しい地球づくり”に参加し
てほしいと思います。
 さて、40日間が終わった後の小呂島のゴミはどうなっている
でしょうか。限りなくゼロに近くなってほしいと思っております。
 島の子の『浜そうじ』を少しでも助けてやって下さい。
−おわり−             拾ったゴミを再び、
購買店前に集める。
ゴミを分類し袋づめにする。