平成24年度
研究テーマ


1.研究主題
確かな読みの力を育てる国語科学習指導法の研究
〜読み方を身に付け,自分の考えを書きまとめさせる手だての工夫を通して〜

2.研究仮説
 国語科「読むこと」の領域の学習において,次の視点で学習展開を工夫していけば,確かな読みの力を身に付けた子どもが育つであろう。
  ア 学習過程に沿って読み進めながら,それぞれの時間で身に付けさせる読み方を明らかにして学習展開   を組み立てる。
  イ 子どもの実態や教材の特性に合わせて,考えを書きまとめさせる手立ての工夫をする。

3.研究内容
@ 学習過程に沿って読み進めながら,それぞれの時間で身に付けさせる読み方を明らかにして学習展開   を組み立てる。
  ○ 単元の価値目標と技能目標を明らかにする。
  ○ 分掌を確かに読み取るための読み方を吟味する。
  ○ 読み方の系統性を整理し,系統表を作成して活用する。

A 読み確かめの過程において,それぞれの時間で身につけさせる読み方を明らかにして,学習展開を組み  立てる。
  ○ 1単位時間の価値目標と技能目標を明らかにする。
  ○ 確かに読み確かめるための読み方を検討する。
  ○ 1単位時間の授業展開を明らかにする。

B 子どもの実態や教材の特性に合わせて,考えを書きまとめさせる手立ての工夫をする。
  ○ 各時間の終末段階で,めあてに対するまとめを書きまとめることができるような板書の工夫をする。
  ○ 子どもの実態や教材の特性に合わせた「書く活動」を取り入れた学習展開をする。

【基本的な学習過程】
 @読みのめあてをつくる ・単元名,題名,冒頭読みから読みのめあてをつくる。
 A読みのめあての答えを話し合う ・読みのめあてをもとに全文を読む。
・文章構成や大体のあらすじをつかむ
・自分の読みのめあての答えをまとめる。
・クラスで読みのめあての答えを方向付ける。
 B学習計画を立てる ・読みのめあての答えを読み確かめていく計画を立てる。
 C読みの確かめをする ・学習計画をもとに,読み確かめていく。
 D読みのまとめをする ・題名や読みのめあてにもどり,読み取ったことや自分の考えをまとめる。

【めざす子ども像】
 低学年部  書かれている事柄の内容をとらえたり,事柄の順序を考えたりしながら,正しく読み取ることができる子ども
 中学年部  内容の中心をとらえたり、段落相互の関係を考えたりしながら正しく読み取る子ども。
 高学年部 目的に応じて文章の内容を的確に押さえて要旨をとらえたり,人物の相互関係や場面などについての描写をとらえ正しく読み取ることができる子ども
 特別支援教育部  文章の言葉の意味や内容を叙述や事柄の順序を考えながら正しく読むことができる子ども

【手立て】
 低学年部 ○動作化,身体表現をする。
○主語と述語をはっきりさせる。
○時を表す言葉を押さえ順序生を持たせる。
○文末表現に気をつける。 
○挿絵と言葉や文,をつなぎ言葉の意味を考えながら読む。
○問いの文と問題に対する答えの文を読む
○指示語や接続語を読む
 中学年部 ○題名や冒頭の文を手がかりにして読む。
○挿絵や写真と言葉や文を対応させながら読む。
○言葉のはずし読み,比べ読みをする。
○指示語(こそあどことば)や接続語(つなぎことば)を読む。
○音読の効果的な活用
 高学年部 ○題名や冒頭の文を手がかりにして読む。
○挿絵や写真と言葉や文を対応させながら読む。
○言葉のはずし読み,比べ読みをする。
○指示語(こそあどことば)や接続語(つなぎことば)を読む。
○音読の効果的な活用
○文末表現に気をつけて事象と感想・意見を整理して読む
 特別支援教育部 ○個に応じた説明的文章を作成する。
○読んだことを体験させる。
○体験したことを視聴覚機器などを使って再現し,思い出しやすいよ  うにする。
○再認識(書く)させるために個に応じて写真や言葉カードなどを準備 する。