保育福祉科

Topics

 

ペープサート製作

6月:色画用紙を使って、どうぶつの貼り絵をしました。貼り絵の間に割りばしをはさみ、ペープサートとして完成させました。少しのスペースで簡単に演じることのできるものなので、子どもたちと触れ合う機会に一緒に楽しんでもらおうと思います。

 

 

 

校外実習開始

9月:授業の一環として、保育園実習をさせていただきました。子どもたちは様々なものに興味深々。室内遊びや外遊び、お話もたくさんしました。子どもたちと過ごすと時間があっという間に過ぎました。次の実習ではどのような活動をしようかな。

 

児童文化部の手伝い

11月:感染症拡大防止の観点から、児童文化部による子ども向けミュージカルは、近隣の保育園児をお招きすることはできませんでしたが、保育福祉科の有志が音響・照明・メイクアップ等のお手伝いをして、部員一人一人を輝かせてくれました。


衛生管理の学習

7月:長い休校の期間を経て、自分や周りの人々のために衛生管理が大切であるということを考えさせられました。簡単な手洗いの後、特殊な光を手に当てるとばい菌がまだ少し残っていました。丁寧な手洗いや消毒の必要性を意識することができました。

 

 

 

自然素材採集

10月:福岡女子高校にはたくさんの木が植えられています。秋には、どんぐりや松ぼっくりもあちこちに見つけることができ、『お宝の庭』とも言えます。きれいに洗って、しっかり乾燥した後は、これら自然素材を使って作品作りをしました。

 

表現技術発表会

12月:3年間の表現技術の学習の成果を発表しました。ピアノ演奏、合奏、人形劇、エプロン人形劇、影絵、パネルシアター等自分たちで作り上げた作品を保護者や先生方、保育福祉科の後輩たちに見ていただくことができました。講堂が広くて緊張しました。

シニアカー体験

8月:歩くことが困難になった高齢者に便利なシニアカーですが、実際に運転してみると段差や傾斜、道幅等のバリアをなくすことの大切さを実感することができたと思います。ゆっくりスピードに調整した方が安全なため、皆さん慌てさせないでね。

 

 

 

保フェイスシールド製作

11月:長引く感染症の現状を受け、フェイスシールドの製作をしました。好みの柄のマスキングテープやシールを使うことで、製作過程や出来上がりの作品もワクワクするものになりました。1日も早く、皆さんの顔を見ながら会話をしたいです。

 

 課題研究発表会

1月:これまでに学んできた保育や福祉の知識から自らの目標を考え、保育園・幼稚園・障がい者の施設等での実習で得た学びを、テーマに沿ってプレゼンテーションや実演にまとめ発表しました。これまでに身に付けた様々な技術はこの先も役に立つことと思います。

カリキュラム(教育課程)

【現カリキュラム】

【新カリキュラム R4年度入学生より】

 

          こころふれあうよろこび、ともに生きるよろこび

 

保育福祉科の目標

乳幼児、高齢者、障がい者の福祉について、基礎的な知識と技術を習得させ、地域や社会の生活の質の向上を担う人材を育てます。

 

保育福祉科の特色

将来、保育・福祉系の大学・短期大学・専門学校などの進学を目指したカリキュラムを組んでいます。ピアノ、レクリエーションの授業は、専門の先生から学ぶことができます。

専門性を磨く

 

保育技術

子どもの発達の特性や発達過程、保育に関する知識と技術を学びます。(発達の特性、発達過程、子どもの生活、子どもの保育、子どもの福祉、おもちゃ作りなど)

介護技術

高齢者・障がい者の方の状態に合わせた介護技術に関する知識と技術を学びます。(ベッドメイキング、車いすの操作、食事介助、着脱衣介助、排泄介助など)

表現技術

保育・福祉分野で必要な表現の知識や技術を学びます。(ピアノ演奏、歌唱、楽典、さまざまな造形活動、描画、絵本・紙芝居制作、読み聞かせ、ペープサート、ちぎり絵など)

 

校外学習・専門講師から学べる授業

 

課題研究実習

課題研究の授業を通して、保育園・幼稚園・障がい者施設等で、月に1回の実習をさせていただき、授業で学んだことを現場で実践しています。

 

手話講習会

福岡市ろうあ協会の協力のもと、講師の先生と通訳の先生をお迎えし、聴覚障がいについて、手話を使っての挨拶や自己紹介を学びます。

 

 

保育実技講習会

本校保育福祉科を卒業の保育士や幼稚園教諭を講師としてお迎えし、校外実習を目前に保育の技術や実習生としての心構え等を学びます。

レクリエーション実習

専門の講師から、保育や福祉の現場で役に立つレクリエーションや遊びの指導について、みんなで一緒に楽しみながら学びます。

絵本講習会

福岡市中央図書館の読み聞かせボランティアをされている先生を講師にお迎えし、紙芝居や絵本の読み聞かせについて教えていただいています。

 

ピアノレッスン

ピアノ演奏や歌唱、音楽の座学の授業は3年間を通してあります。専門の講師から、ピアノ奏法の技術を基礎から学びます。

学科のQ&A

 

Q:ピアノは初めてなのですが、授業についていけるのでしょうか?
A:「表現技術」のピアノ奏法は、専門の先生より基礎から習います。昼休み・放課後にはピアノ室(個室のピアノ10台)や保育福祉科の実習室(ピアノ5台、キーボード9台)を開放していますので、ピアノ初心者でも、毎日しっかりと練習をすることで上達することができます。


Q:将来、保育士になりたいのですが、福祉の専門科目も学習するのですか?
A:はい。保育士や幼稚園教諭を目指す人でも福祉の専門科目を学習します。子ども、高齢者、障がい者などすべての人々について勉強することにより、人を理解する姿勢や態度を身につけていきましょう。


Q:卒業と同時に保育士や幼稚園教諭または介護福祉士になれるのですか?
A:いいえ。高等学校卒業後、4年制大学・短期大学・専門学校などに進学して、資格や免許を取得しないとなれません。


Q:卒業生は、どのような所に進学しているのですか?

A:保育・福祉系の4年制大学・短期大学・専門学校に進学する卒業生がほとんどです。短期大学で保育士の資格や幼稚園教諭の免許を取得後、さらに介護福祉士の資格を取得しようと専攻科に進んだり、短期大学から4年制大学への編入を果たしたりという卒業生もいます。

進路  過去3年間合格実績

<大学>
西南学院大学、筑紫女学園大学、福岡女学院大学 など

 

<短期大学>
中村学園大学短期大学部、西日本短期大学、香蘭女子短期大学、精華女子短期大学、福岡女子短期大学、純真短期大学、福岡こども短期大学 など

 

<専門学校>

麻生医療福祉専門学校、専門学校麻生リハビリテーション大学校、 F・Cフチガミ医療福祉専門学校、福岡こども専門学校 など


<就職>

株式会社シダー(介護)、株式会社タカヤマ(販売)など

 

取得資格 

 

①保育技術検定

 将来、保育や福祉の現場で役に立つ能力や実践的態度を養います。表現技術や家庭看護技術及びコミュニケーション技術に関する4種目の検定です。
○音楽・リズム表現技術(ピアノ演奏、歌唱、弾き歌いなど)
○造形表現技術(折り紙、描画、貼り絵、壁面構成など)
○言語表現技術(紙芝居、絵本の読み聞かせ、創作素話など)
○家庭看護技術(着替え、おむつ替え、清拭、包帯など)


②ビジネス文書実務検定


③レクリエーション・インストラクター


卒業生の声

 

< 保育士(平成18年3月卒業) >

私は高校生の間、児童文化部とダンス部に所属していました。二つの両立は大変でしたが文化祭のステージ発表をはじめ、毎日充実していて本当に楽しかったです。今は保育士として1歳児の担当としてがんばっています。子どもたちの元気な笑顔が私の元気の源です。また、保護者の人とも毎日の様子を語り合ったりすると、お家での様子もわかって新しい発見ができます。たった一度の人生。どんなふうに楽しむかはあなた次第です。頑張ってください。

 

< 保育士(平成19年3月卒業) >

保育士の魅力は、子どもの成長に寄り添い、子どもと共に喜び、子どもに愛情を注げば注ぐほど子どもも愛情を返してくれ、深い絆を築けるところです。保育福祉科でしかできないピアノ実技・保育技術検定・保育園実習などを体験して、「保育福祉科で本当に良かった」と度々思います。高校時代は児童文化部で、部活や保育園実習で身に付けた子どもの前に立つ度胸は、短大でも保育士になってからも役に立ちました。保育福祉科で学んだ事は必ずどこかで役に立ちます。皆さんの夢が実現するように頑張って下さい。


< 介護福祉士(平成20年3月卒業) >

最初は身内の介護を自分がしたいと思い、介護福祉士を目指していましたが、実習や講義を学んでいくうちに、色々な方の介護をしたい、勉強をしたいと思うようになり、介護老人保健施設に就職をしました。介護福祉士の仕事の一番の魅力は、利用者(高齢者)の方々の笑顔を見ることができることです。一人ひとりの生活に関わるので、責任感と毎日の業務をやり遂げた後の達成感を味わうことができます。高校生の時は、様々な資格取得や介護の基礎を勉強することが大事だと思います。何でもやってみる事が大事です。頑張ってください!

 

<デイサービス相談員(平成25年3月卒業)>
西南学院大学を卒業しました。この春から、デイサービス相談員として勤務が始まります。課題研究の授業を経験していたことから、大学では電話のかけ方・マナーなど全く苦になりませんでした。実習に対する気持ちも常にプラス思考で考えることができたのは高校時代の保育・福祉の学習や手遊び・歌の実技の経験からだと思います。保育福祉科での学びは将来絶対に役にたつと思います。
 

<保育士(平成25年3月卒業)>

中村学園大学短期大学部を卒業し、この春から保育士として働きます。保育福祉科で学んだことが生かされ、スムーズに短大生活を送ることができました。実習で絵本の読み聞かせを褒めていただきましたが、高校時代に保育技術検定の合格を目指し必死に練習したことが役に立ったのだと思います。福女で頑張った3年間は、未来の自分へのプレゼントだったのではないかと思います。高校から保育・福祉について専門的に学べる環境はそうないし、同じ道に進む友人が多くいることが何よりも心強いです。

 

<保育士(平成27年3月卒業)>

高校で保育の勉強をしてきたため、大学での勉強はとても頭に入りやすかったです。今年、保育園に就職が決まり、保育士1年生です。児童文化部で行った手遊びや制作がとても役に立っています。大変なこともたくさんありますが子どもの笑顔を見ると幸せになり、子どもが好きな気持ちがどんどん高まっています。