校区の概要

         

  北崎校区は福岡市西北端に位置し、人口約3000人、北崎公民館をコミュニティセンターとして西浜・西岡・畑中・宮浦・唐泊・小田・草場の7町内で構成されている。昭和36年、旧糸島郡北崎村の福岡市合併後は、北崎の地名は地図上からなくなり、小中学校及び公民館の名称のみに残る。
  日本でもっとも古い港の一つとされる唐泊は,遺隋使、遣唐使の時代より風待ちの港であり、万葉集にその地名が見える。
  「からとまり能許の浦波立たぬ日はあれども家に恋ひぬ日はなし」
この歌碑は、唐泊を見おろす高台に建つ東林寺の境内にある。東林寺は栄西が宋より帰国後開山した禅寺である。校区には神社仏閣が多く、 728年建立の光明寺跡にある小田観音は、福岡三観音の一つとして名高い。
  江戸時代には、宮浦と唐泊は、日本有数の船団を組んで活躍した五ケ浦廻船の基地として栄え、宮浦の三所神社には、享和3年(1803)、海運業者によって奉納された「板絵著色武者絵馬」(画題は加藤清正の虎退治、江戸の浮世絵師葛飾北斎の弟子柳々居辰齋の作) があり、市有形民俗文化財に指定されている。
  福岡市無形民俗文化財である「草場の盆綱引き」、「西浦のかずら引き」のほか、 「ヒョウカリイライ」、「お茶あがんなざっせえ」、「十日えびす」「輪越」など北崎独特の行事が各地区で受け継がれている。
  博多湾から玄界灘に連なる美しい海岸線は、元寇にゆかりのある蒙古山、灘山、山城跡の柑子岳とよく調和し、その景観が玄海国定公園を形成している。小田の浜は昔から白砂青松の海水浴場であった。近年、志摩町に続くサンセットロードの整備、海つり公園の建設、柑子岳や灘山ハイキングコースの整備などで、年間を通じて行楽客で賑わうようになった。
  地形上,水田が少なく山地、畑地が多い。対馬暖流の影響で無霜地帯となり、これを利用して果樹、花の栽培が盛んである。特に近年は日本有数の花の産地となっている。西浦,唐泊の漁港は近海魚の基地であり、鯛などの鮮魚に牡蠣及びいりこなどの海産物が特産品として知られる。
  平成17年 3月20日の福岡県西方沖地震では、校区も大きな被害を受けたが、災害復旧も進み、近年少子高齢化が進行していることを踏まえて、行政と協力しながら「花鯛郷祭」を開催するなど、地域活性化への取組がなされている。