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・生徒会の歌
 

 「忘れないでおこう」   作詞・作曲  財津和夫  


  一、ここには 大きな川がある 川がある

     キラキラと水面ひからせて 君の横顔照らしたね
     忘れないでおこう この川のように
     絶え間なく歩くことを それぞれの明日へ

  ニ、ここには 豊かな海がある 海がある
    
 水平線に肩を並べて 二人の未来夢見たね
     忘れないでおこう この海のような
     大きさで生きることを それぞれの明日へ

  三、ここには 高い空がある 空がある
     放課後に君と走ったね グランドを息が切れるまで
     この空の高さと 君の瞳に誓うよ
     どこまでも青く澄んだ 心を育てると          


 この歌は,松崎中学校創立十周年を記念して後輩である在校生に対して同窓会会員から贈られたものです。「生徒会の歌」が同窓会会員の手で企画されたのは,平成
9年でし た。その当時の同窓会会員は,いつまでも心に残るものを贈ることはできないか,と考えました。「生徒会の歌ならいつまでも歌い継いでいくことができる。そ んなすてきな歌は贈れないだろうか」この思いを出発点に同窓会は動き出しました。

様々な論議の中から,財津和夫氏が名島小学校卒業生,そして松崎中学 校の母体校である多々良中学校の卒業生であることを知りました。同窓会員には,当時流行したテレビ番組「一つ屋根の下で」の挿入歌になっていた「サボテン の花」の作曲者として知られていました。また,保護者や先生たちには,その青春時代に数多くのヒット曲を放った「チューリップ」のメンバーとして知られて いました。

同窓会員は,財津氏の作曲依頼を考えましたが,氏は全国的に活動して いる音楽家です。その趣旨が素晴らしく,賛同されたとしても,様々な困難な課題が脳裏をかすめ,半ばあきらめの気持ちもありました。しかし,「不可能だと あきらめるより,21歳の若さでアタックしてみよう」と創立十周年の2年半前,平成10年の秋, 願いを込めて氏に手紙を書きました。手紙には松崎中学校や多々良川,名島神社や名島海岸,そして運動公園の写真が添られ,当時のPTA副会長 の矢野氏を介して届けられました。

願いは氏に届き,「忘れないでおこう」が平成131110日の創 立十周年記念式典において,関係者が集う中で初めて在校生によって発表されました。

 その手紙 の中で当時の校区の風景が紹介されています。

 「名島付 近も昔とは大きく変わっています。生徒会で今年2回掃除した名島神社前の海岸沖では,埋め立て工事の建設機械が動いています。天神地区への都市高速道路も 走っています。多々良川河畔の整備も進み,松崎地区の水田も随分少なくなりした。香椎のJR操作場は,鹿児島本線の上下2本の線路が 走るだけとなり,近いうちに再開発されるそうです。松崎にあったゴルフ場跡地には大きなマンションも建っています。私たちの松崎中学校は松崎神社を移設し てその谷を埋めてできた高台にあります。屋上に上がると福岡市が一望できます。夜になると町の灯りが素晴らしくきれいなところです。」

 時代とともに変わりゆく校区の風景の中で,忘れてはならないことをこの歌は優しく語ってくれます。そんな願いを込めて生徒から生徒へと受け継がれて行くことと思います。