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私たちの意見集

Word,Excel,CubeNetJr,ViX

マイクロソフト

鈴木教育ソフト,フリーウェア

 

@ コンピュータ活用の利点

○ デジタルカメラで自分の主張を分かりやすく伝えられる写真を撮影し,選択する活動を取り入れることで,子供達の表現力を高めることができる

・ 対象を明確にした写真を撮影することと,写真を選択する視点を明らかにすることができること

・ 意図を明確にした写真を入れることにより,意見文をより分かりやすくすることができること

・ 必要感をもって,デジタルカメラの操作,とった写真の処理などの技能を身に付けることができること

 

A    学習展開

単元計画【全8時間】(国語4・総合4)

 

学習活動と内容

指導上の留意点

1.意見文で大切なことは何かを話し合う(国語1)

·        教材文の構成

 

2.構成を工夫して意見文を書く(国語2)

@自分が意見文で伝えたいことを見つけるために,身近な問題を振り返って考える

·        高学年として,下学年に伝えたいこと

·        友達が困っていること

·        清掃区域などで,お願いしたいこと など

A自分の意見を具体的に説明できる事実を見つけ,読み手に伝わりやすい意見文を書く

·        選んだ事実が意見を説明することに役立っているか

·        事実と意見を分けて,事実→意見または,意見→事実という順序で書いているか

 

3.自分の意見文に必要な写真を撮影する(総合2)

@意見文に入れる写真を撮影するときの観点について話し合う

·        撮影時の観点として気付かせる内容

    場面を明確にする

    見やすい構図を選ぶ

    被写体が明瞭に写ること

A必要な写真を撮影する

·        デジタルカメラの使い方を指導する

·        画像ソフト「ViX」の使い方を指導する

·        パソコンへの写真の取り込み方を指導する

 

4.撮影した写真を選択し意見文をまとめる(総合2)

@撮影した写真のなかから意見文に入れる写真を選んでワープロソフトに貼りつけ,清書用紙をつくる

·        撮影時に考えた観点から写真を選ぶ

·        友達に写真を選んだわけを説明することで,自分の考えを明確にする

A写真を見て,修正を加えながら清書する

·        前時の学習で気付いたこと

·        写真とあわせることで気付いたこと

 

1.      意見発表会を開く(国語1)

·        選んだ写真を提示しながら,小集団で,自分の意見を分かりやすく発表しあう

○事実と意見の文末表現の違いに気付くようにする

 

○委員会活動など,自分が責任を持って取り組んでいることを想起するよう助言することで,問題意識をはっきりともてるようにする

○同じ委員会などで活動している友達と相談する時間をもち,具体的な事実を見つけやすくできるようにする

○思いついたことなどは,カードに記録するようにし,意見と事実を区別しやすくする

○具体的な例を提示することで,観点に気付くようにする

○撮影個所や撮影する内容が似ている児童でグループを作り,協力して撮影できるようにする

○取り込みに時間がかかるので,混雑しないように配慮する

○使いたい写真がなかったり,不十分だった場合は取り直しができることを助言する

○学習ペアやグループでの話し合いを入れることで,自分の考えを見直すことができるようにする

○違う意見を聞くことができるように,異質グループで発表し合う

 

B    結果と考察

【写真撮影・選択の観点について】

○ 意見文に添え,文章を分かりやすくするためという観点をもって撮影することができた

○ 写真撮影の際に写す対象や構図,分かりやすさなどについて意識しながら取り組むことができた

○ 何枚も撮影した写真から,自分の使う写真を選ぶ際に,選択の観点をはっきりともつことができていた

【機器・ソフト等の操作技能について】

○ デジタルカメラの操作,取り込みの際の「ViX」の操作など,単元を通しての繰り返しの操作により,ほとんどの子が身につけることができた

【事実と意見を区別して書くことについて】

○ 事実と意見を区別して書くという学習のねらいについて,写真をもとにした事実の記述の段落と,事実を事例にして自分の意見を述べる段落という区別がつけやすくなり,文章の構成についての理解を深めることができた

【文字入力について】

○ 入力の速さの個人差に配慮して,手書きとパソコンで清書を選ばせたので,ほとんどの児童がパソコンを選択したが,何とか時間内に入力を終えた