◇第10回便教会だより
 
 
 
 
 
 
○福岡便教会設立の想い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  学力低下が学校教育の大きな問題とされていますが,それより重大な心の問題が軽視され,知識偏重の傾向がますます強くなってきているように思います。子どもにとって,高い知識と豊かな心のバランスのとれた教育をいかに回復するかが,重要な課題であると考えます。
  教師が子どもに寄り添い,心の機微に触れて面倒を見ることが少なくなってきているように感じます。原因は,保護者の過剰な要求に苦慮したり,校務の処理に追われたりして,ゆとりをなくし,本来の自分を見失っているからではないでしょうか。
  いつの間にか無意識のうちに傲慢になって,子どもに指示命令だけして,自分から進んで動こうとしない教師を見かけます。このような状態を改善するには,まず教師自身がトイレ掃除という下座行を行い,謙虚になることが何より必要であると考えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全国便教会設立の経緯と発起人の想い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  第1回「便教会」は平成13年8月4日,愛知県知立市で開催されました。 便教会は,教師の教師による教師のための「掃除に学ぶ会」で,「教育は方法論や技術や手法ではない,ただ身を低くして実践あるのみ」の方針で取組,自らの人格を高めることを目的としています。
  発起人の愛知県高校教師高野修滋氏は,「平成9年に初めてトイレ掃除に参加し,大きなショックを受けました。そのとき自分の内面を見つめるいい機会となり,今までの教育に対する手抜きを感じざるを得ませんでした。『先生の顔をして偉そうに言っているが,実は何もやっていない』そんな自分に気づかされたのです。生徒と心が通い合うことはないと猛反省しました。その後,生徒と一緒にトイレ掃除をやるようになり,生徒が生き生きとしてくるのを実感しました。また,教室の掃除も徹底することで,きれいな環境を作ることができ,生徒の心を安定させることができたのです。
  教師が変われば生徒が変わり,生徒が変われば学校が変わってくる。全国には,トイレ掃除を取り入れて実践している教師が他にもたくさんいます。そんな教師と一緒にトイレ掃除をしたい。まだ掃除の意義を知らない教師にトイレ掃除のすばらしさを伝えたいと思ったのが,この会を企画した動機です。」と述べています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                   
 
 
 
 
 
 
 
    
      
 
  
 
   
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      
   
   
 
     
     
 

○第6回便教会の1コマ

     
  トイレ掃除に先立ち,日本を美しくする会相談役鍵山秀三郎先生を講師に迎えて講演会を行いました。 
  演題「凡事徹底―平凡なことを非凡に努める―」
 
 
               
 
 
○福岡便教会からのお知らせ          
 
               
 
 

 ・第10回便教会だよりをアップしました。

 ・第9回便教会だよりをアップしました。

 ・第6回便教会だよりをアップしました。

 

 
 
   
 
   
 
 
   
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