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体力テスト実施方法と留意点
※ 実施するときは以下の点に留意してください。
 ○ 当日の健康観察を確実に行う。
 ○ シャトルラン・持久走は実施日の最後に行う。


【握力】
左→右の順
 
連続して行わない
 2回実施
 
kg未満は四捨五入
(電子握力では,
  左→右→左→右の
    平均値でも可)
◇計測する時は脱力して立つ
 ・握力計を腰に付けないように握りしめる
 ・振り回さない
 ・握力計の幅を児童が握りやすいようにする
◇左右交互2回ずつ



       
【長座体前屈】
2回実施
cm未満切捨て
◇腰骨をたて背中を壁に付ける
◇息をはきながら前屈する
◇止まったら,離れる
   (指先ではじかない)
◇膝(ひざ)が曲がらない
◇上靴を脱ぐ(測定器が引っかからないようにするため)
<声かけ例>
①おしりを壁にくっつけて
②頭も壁にくっつけて
③肩の力を抜いて,腕を伸ばす
(ここで測定器を0cmにセット)
④息を吐きながらグーとのばす
⑤膝が浮かないように,指で機器を押 さないようにする






【反復横跳び】
20秒間
 線を跨いだ回数
(線を踏んでも可)
 2回実施
◇経験があるか無いかで差が出る
◇経験が無い子には教える

 <苦手な子の教え方>
例1
 ①右から「せーの」(ピョン)
 ②「せーの」(ピョン)
 ③「もどってみて,せーの」
     (ピョン・ピョン)
 ④「行って,もどってみて,せーの」
  (ピョン・ピョン・ピョン・ピョン)
例2
 教師が跳んでまねさせる

◇「ピョン」「ポン」などの言葉をかけ、リズムよく行う 
◇それでうまくできない時は,これも運動能力の一つとしてとらえる
<児童に任せると曖昧になる点>
◇ラインをまたいだら1回
◇必ず「またぐ」か「踏む」かをする

    
【上体起こし】
30秒間
 肘と膝がついた
 回数
 背中もマットにつく
実施は1回
できれば3人組
肘と膝がつく
◇体重差が無いように
◇頭がぶつかりそうになったら横に逃 げる
◇めがねは外す
◇「肘(ひじ)を膝(ひざ)に付けなさい。」(大事のポイント)
 肘と膝が必ずつかないといけない
◇背中がマットにつかないといけない

【50m走】
笛の合図でスタート
 0.1秒単位
 0.01秒単位は切上げ
 実施1回
◇実施は1回
(タイミングが合わないときだけ再テスト)
◇笛の合図に合わせる
◇目をあけてまっすぐ走らせる
◇走り抜けさせる,目標を置く
    【立ち幅跳び】
2回実施
 実測で行う
◇「いち,にーのー,さん!」
 手の反動をつかって跳ぶ。
◇踏切位置をみて,踏切から測定する。 (実測でおこなう)

       
【ソフトボール投げ】
2回実施
◇キャッチボール基本姿勢を教える。
 ・軸足の内側を投げる方向に向ける(投げる方向に向かって真横を向いている)
 ・両手を広げて,ボールを持っていない方の手を振り,その反動でボールを投げる
◇測定者はグローブを持って,近くのボールを取る
◇遠く転がったボールを,本人に取りに行かせる場合は,安全面に配慮し, 事前に安全上の注意をしておく
       【シャトルラン】
心臓などの疾患のある子がいないか必ずチェックを行う

2回続けてラインに到達しない時は終了

最後に触れた時の回数
◇テープの「ポン」でスタート
◇足首,アキレス腱,膝の柔軟運動を始める前に必ずする
◇終了者はクーリングダウンのため,ゆっくり体育館内(外)の周りを歩く
◇疾患のある子,体調不良の子には,無理をさせない
◇休みの子と再テストは給食前に日時をきめ,専科にて行う
◇種目最後に実施がのぞましい
(体が運動になれているから。)


【ハンドボール投げ】
※中学校
2回実施して良い方の記録をとる
◇ハンドボール2号を使用する。
◇投球ホームは自由
・できるだけ「下手投げ」しない方がよい
・ステップして投げた方がよい


【持久走】
※中学校
男子1500m
女子1000m

実施は1回

記録は秒単位とし,秒未満は切り上げる
◇健康状態に十分注意し,疾病及び傷害の有無を確かめ,医師の治療を受けているものや実施が困難と認められている者については,実施しない
◇トラックを使用する
◇いたずらに競争したり,無理なペースで走ったりしないように注意し,各自の能力なども考えて走るよう指導する
◇テスト前後にゆっくりとした運動などによるウォーミングアップ及びクーリングダウンをする
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