風土会とは

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会 報

実践例紹介

教材集

7年間の軌跡
風土会

「Welcome to the possible  room!」 可能性のある部屋へようこそ。

 
「風土会」は2007年11月に「望ましい人間関係を育てる効果的な集団づくり」学習会として発足しました。具体的な学習内容は、エンカウンターやアサーショントレーニング、ソーシャルスキルトレーニングの手法を学び、実践できる力を養うものです。

 「風土会」という会名は、新しい「風」をおこし根付かせていきたいという願いと、集団づくりの根本にこだわり学んでいくという意味です。
 
 「風土会」でこだわっているのは生徒の変容であり、学年集団、学校全体の変容です。「学級風土」「学年風土」「学校風土」を創っていくための「ビジョン・理論・実践」を学習しています。
 生徒や学校を変容させるためには、まず教師自身が成長する必要があります。そこで、さまざまな理論を学ぶと共に、体験型の学習も取り入れています。そういう意味で本会は「教師のためのファシリテーション講座」とも言えます。

 ファシリテーションとは、生徒が参加型のエクササイズを通してさまざまな体験を積み、振り返り、気づき、学び合うプロセスをサポートすることです。小学校高学年から中学、高校と進むにつれ、授業は講義形式となり、多くの場合、生徒の姿勢は受身になっていきます。そこで、能動的な学びを促すために学びの場をつくっていくことが重要だと考えます。この会は、自分のコーチング技術を高めようと参加した教師の気づきの場となり、教師自身が実感し、生徒に示していく会にしたいと考えています。ここで大切なのは、気づいて行動変容していく主体は「生徒自身」であるということです。生徒自ら気づいて行動変容していけるよう、いかにファシリテーションできるかがポイントです。

 おおまかな流れは、まず「明確なビジョン&理論」をもつ時間をつくります。これは、よりよいエクササイズができるための第一歩です。次に「How to実践」です。実践者の授業ビデオを見ながら、留意点や進め方を説明します。実践者の生の声、ふるまいを見てもらい、より自分の現場での有効な活用ができるように考えてもらいます。最後は短時間になるのですが「実践体験」です。参加した先生方は、私の生徒としてエクササイズを体験します。さらなる有効な活用のための手だてに気づけると思います。
 「教育は人なり」と言われるように、教師が自分自身に「気づき」、学びながら、成長しながら同時に「学校風土」を創っていく。そうした大きな展望をもった学習会です。



※「風土会」は月1回、金曜日の19:00〜20:00 福岡市教育センターで行っています。



 
初代会長:住吉中学校校長 松村正秋  第2代会長:筑紫丘中学校校長 宮ア章史
 
 第3代会長:和白中学校校長 田中賢次 第4代会長:平尾中学校校長 吉浦義友
 
 第5代会長:原中学校校長 林 貫
 
 現会長:福翔高等学校校長 谷本 昇

 講師:福翔高等学校教頭 重枝一郎  
 
 三宅中学校 指導教諭 柴田悦子